実は自分に自信のないあなたへ

3ヶ月後に声の力でとにかく自分に自信があふれる スパルタボイスコーチのコラム

作曲家が指揮をとる腕や拳に注目すべし!

 

毎年2月、楽しみにしている、

JAZZ作曲家・ピアニストの守屋純子さんの
オーケストラ定期公演に行ってきました。
日本を代表するJAZZミュージシャンが
メンバーである、豪華ビッグバンドのひとつです。

 

国内外で評価されている守屋純子さんのような作曲家が
主宰しているバンドのコンサートが
素晴らしくないわけはない。 

毎回、音楽家としての私なりに気づきがあります。

 

それはさておき。
いちばん、感動して泣きそうになる瞬間。
それは、純子さんが指揮の最中に見せる、
こぶし。腕のふり。

 

作曲家がリーダーのバンドは、自分の楽器を演奏することはもちろんだけど、
要所要所で指揮をします。

はじまりの合図はもちろん、

管楽器が音を延ばしているところ、ぱっ!と切って欲しい時とか。
こぶしがキュッと動いて、ピッと止まる。
その時、その場、その瞬間の全責任を背負ってステージに立っている覚悟が、
表れるんです。

 

ビッグバンドの作曲家は
16人もしくはそれ以上のパートに
どんな音で、どう演奏して欲しいと
想い描いて書いているわけだから、
出来上がった1曲はものすごく重いはずです。

 

純子さんの場合、演奏には「私、頑張ってます」感ゼロ。
「超よゆーです」という感もなく。
その曲に対する表現があふれているだけ。

 

声を発しない分(MCを除く)

確実にこぶしに、腕には
強さと覚悟と責任感があふれていて、

作品はもちろん、純子さんの音楽家としての姿に感動し、憧れ

今夜も泣きそうになってしまいました。

 

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